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タオガーデンの日々③ 「生」と「性」のレッスン

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おっと。いきなりすごい写真で失礼いたします。

タオガーデンを主宰するマンタクチァ師の本『タオ人間医学 訳・鎌崎倬寿』に、こんな文章があります。

「中国の漢の時代(紀元前206年~紀元220年)の初期の頃から、タオの修行者たちは精気と呼ばれる、途方もなく創造性に富み、心身の元気を回復させる力を持っている性エネルギーのことを知っていました。彼らは、性エネルギーというものが人間の生命の基盤であることを認識していたばかりでなく、それが創造的で卓越した知恵や、物事を駆り立て動機づける力、自己治癒力などの源泉にもなっていることを知っていたのです」


タオの教えの中で中心となる陰陽理論。
それは、たとえば男と女、火と水、天と地…など、あらゆるものが与えるエネルギーと受け取るエネルギーの絶え間ない循環の中で起きていると言っています。それは宇宙の創造のエネルギーであり、私たちが生きる力の大元となるエネルギーです。だからこそ、もしもきちんと理解することができれば、私たちは素晴らしいパワーを手に入れることができるわけです。

そういうわけで、タオガーデンの講義の中では、「性」や「生殖」に正面から向きあうことになります。

まず、解剖学として男性器や女性器の仕組み。それぞれのオーガズムの成り立ち。最高のオーガズムを得るための必要事項。そしてオーガズムのエネルギーを、いかに生きるエネルギー(または自分や人を癒すエネルギー)に変容させるか、さらには宇宙全体とつながるエネルギーに変容させるか、その方法。まさに、生命のレッスンです。タオガーデンの存在を教えてくれた人が、「ヒーラーとしての必須知識を教えてもらえる」と言った理由は、ここにあるのでしょう。

 

私は、小さな頃から、なぜ自分が女性として生まれてきたのかといつも不思議に思っていました。よくありがちですが、「女の子なのだから」と言われるたびに、反発もありました。

それが「弱者」とか「被差別」というキーワードにつながって、大学時代はアジアの貧しい女性達とつながるということを、一生懸命にしていました。その中で、男性全体が敵のように思えた時期もありました。

でも、神様が男と女をつくったはずなのに、なぜ、おかしなことになってるのだろうと思っていました。どちらが上とか下とかではなくて、もっと他の見方はできないものだろうかと思ってきました。

出版社に就職してから、育児雑誌の編集部で仕事をすることになって、結果として本当に幸せなことに詩人の伊藤比呂美さんや鍼灸師の田中美津さんと知り合い、また出産や育児というテーマに様々な視点からかかわったことで、「セクシャリティ」について深く考える旅を自分なりにしてきました。そして、ここにきて出会えたタオの性科学は、今までにも増して、「肉体を持って生きること」や「男と女の最上の関係」についての智恵を教えてくれます。

このようなことをきちんと教えてくれるチア師に感謝。自分が女性であることを、喜びをもって再発見できる場所を持てたことも、本当によかった!

自分という存在をまるごと愛するためには、パートナーシップも含めて性をきちんと見つめたり、もしもそこにトラウマがあったらきちんと解放することは、誰にとっても必要なレッスンではないかな~と改めて感じています。

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↑講義が行われているイモータルホール。ここに続く道は、私のお気に入りです。
by athaneia | 2011-02-01 22:54 | タオガーデン日誌

今を生きる。もっと喜びの中に。もっと愛の中に。もっと自由の中に。希望と笑顔があふれだす今を。


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