タオガーデンの日々⑥ チネイザン&カルサイネイザン
2011年 02月 13日
↑タオガーデン内の、バナナの実と葉と花。
ほ~。
あっという間の日々でした。
タオガーデンには、去年のアイダホに負けず劣らず、世界各国の人が来ていました。
カザフスタンやウクライナ、デンマーク、ブラジル、アメリカ、ニュージーランド、フランス、イギリス、ドイツ、スウェーデン、スイス、シンガポール…。
日本人は、最初の週にだけ滞在したMさん(女性)と私だけ。そのMさんの帰国間際、「カルサイネイザン、もう受けた?」と聞かれました。
カルサイネイザン。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、生殖器のマッサージです。
チネイザンは腹部のお臍周囲を中心としたマッサージになりますが、カルサイネイザンは男性なら睾丸上の、女性なら膣内にある経絡をマッサージします。
Mさんは、昨年もタオガーデンに来て、このカルサイネイザンを受けたそうで、その時は痛くて泣きそうになったそうです。でも…と、Mさん。「その後、びっくりするぐらい身体が軽くなってすっきりしたの。今回もまた受けたら、ずっと不順だった生理が来て驚いた!」。
私は、その時点でチネイザンを一度受けただけで、カルサイネイザンはなかなか受けることができずにいたのですが、このMさんとの出会いで決心しました。
しかもMさんが「受けるなら、この人!」と太鼓判を押していた、この道30年のベテラン・ジードさん(タイ語ならクン・ジー)のもとへ(渡タイ前に、シータ仲間のKちゃんからクン・ジーの妹のクン・ニーさんがいいらしいよと言われていたのですが、彼女はもうタオガーデンにはいなくて、ロシアに行ったりしてるそうです)。
初体験時。叫びました。チネイザンも痛かったけど、これは全然違う痛さです。
なんというのか。響く、というのか。
…でも、その後5回も受けてしまいました。
しかも、ジードさんの家にまで行ってきました。たはは。もはや毒くらわば…の世界です。
改めて、身体ってすごい宇宙だなと思い知った次第です。毎回、びっくりすぐらい変化しています。デトックスメニューとして、医師からも推薦されていた意味がよくわかりました。特に、初回受けた後に、下腹部に大きなニキビのようなものができて、つまり内部から膿のようなものが出てきたとわかったときはギョッとしました。
それに、生殖器のマッサージで、膝の痛みまでとれたりするとは思いませんでした。身体の各部分はすべてつながってる。かつてバンコクでタイマッサージを3ヶ月間学んだ私にとっては、「あのときに、よくわからなかった身体上にあるセン(タイマッサージでいう経絡のこと)の一つの究極の形がここにあるんだ~」と感慨を新たにしました。
自分の身体のことを、自分がいかに知らなかったのか。
つくづくと、それに気づけたことが、このタオガーデンでの最大の収穫だったかも。
←カルサイネイザン後にふらふらして、かつ顔がパンパンになっている私とクン・ジー。
「また来てよ!今度はチネイザンとカルサイネイザン、教えてあげるから!」と何度も言われました。しかしチネイザンはいいのですが、カルサイネイザンはどうやって学ぶのか…。タオガーデンでもコースがありますけど、受けたいような、恐ろしいような…。