シータヒーリングとガン① ガンカンジャー
2016年 07月 13日
ノルウェー生活もあと4日。雨の日は本を読んだりして、
久々に自分の時間を満喫できる喜びにひたってます。
8月の18日からシータヒーリングの病気と障害コースを開催するにあたって、このコースでも最初に取り上げることになるガンについて、ちょっと書いておこうかなって思いました。
ガン。誰もがそんな診断をされたくない病気です。
実は私も、1996年に(もう20年も前のことになるんですね…)「子宮頚部異形成」(浸潤が始まっていて、このままいくとガンになるよ)、そして最終的には「子宮頚部上皮内ガン」(0期だから、簡単な切除をして詳細な検査もしましょうね)という診断を受けて、本当に頭から氷水をかけられたみたいな気持ちになったことがあります。
ガーンってなるから、ガンって名前なんじゃないかと、涙ながらに思ったものです。
単に、30歳になったのを機会に、自治体のがん検診を気軽に受けただけだったのです。
自覚症状というのは、あったような気もするし、でもほとんどなかったと思います。
診断を受けてからは、毎日ふわふわ雲の中を歩いているような気分でした。もし、進行性のものだったら、矢継ぎ早に医者に言われた通りの手術や抗がん剤治療に入っていたのかもしれません。
死がいつもすぐそばにありました。同時に、これを克服するためにあらゆることをするのが、自分にその時課せられたテーマのような気もしてました。
当時はちょうど、『患者よ、ガンと闘うな』みたいな本も出版されていて、ガンじゃないのに(「ガンもどき」という名前で言われてました)医師の言うままに切ったり取ったりして死んでしまうケースへの警告が世の中に出回り始めたころでしたし、
乳がんで亡くなったジャーナリスト千葉敦子さんの本も読んだばかりだったので、西洋医療というと、私にとっては絶対協調してはならないもの、みたいな思いがあったのです。
あれから20年。
結果的に、あれはガンだったのか、ガンもどきだったのかわかりませんが、それでもあのときの氷水みたいな思いを今でも誰かがしているのかと思ったら、本当にせつないものです。
そんな最近、読んだのがガンカンジャーという漫画。(クリックすると、ページに飛びます)
(今月末に書籍化もするみたいですね。youtube版はあまりよくなかったのですが、ドラマ化とかするかもしれませんね)
途中から、物語は思わぬ方向に向かいますが、33話ぐらいまでの話は本当にリアルで迫ってくるものがあって、もしかして半分フィクション?なんて思いながらも、ぐいぐい引っ張っていきます。
私はたまたま無料で50話ぐらいまで読んで、その後は有料になったので読んでないのですが(今見たら10話くらいからもう有料になってるみたいです)、あの砂の底なし沼に立っているような思いを感じるには十分でした。
なぜシータヒーリングとガンの話をする最初にこの漫画を選んだのかというと、この漫画のような状態が「現実」の人にとって、ヒーリングでガンが癒されますというのは、怒りや悲しみの導線に火をつけるようなこともあるだろうなと思うからなんです。
一生懸命に西洋医学の治療をしていながら、日々進行するガンと共にいる人たちにとっては、シータヒーリングは加持祈祷の一種とか、ガン患者を食い物にしていると感じることもあるかもしれません。だから、それを忘れずにいるために。
それだけ違う現実を選んでいるといえば、そのとおりなんですが、もしかしたらシータヒーリングを含めた代替医療で過酷な現実から解放される手伝いができるはずなのに、それを阻んでいる何かがあるとしたら、もったいないとしか言いようがない。
一方で、私たちはシータヒーラーとして、実際にシータヒーリングを一緒にしていた友人たちがガンで亡くなっているという現実にもきちんと目を向けたいなって思います。
そこをきちんと見つめることで、本当にシータヒーリングで病気と障害のセミナーをする意味もあるんじゃないかなって感じています。
なぜ、ヒーリングで癒される人と、癒されない人がいるのか。
なぜ、瞬時のヒーリングが起きない場合があるのか。
そもそも、病気とはなんなのか。
それについては、病気と障害セミナーでじっくりやるので、ここではあまり話しませんが。
このブログでは何回かにわけて、もしも誰かがシータヒーリングでガンに向き合いたいと思ったら、どうしたらいいのか…なんて話を、していこうかなって思います。
****************
今後のセミナー予定
8月5,6,8日 シータヒーリング応用DNA@銀座
8月17日 シータヒーリング実践会@銀座スペース
8月18日~29日 シータヒーリング 病気と障害セミナー